コムギセンノウ(読み)コムギセンノウ(その他表記)Lychnis coeli-rosa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コムギセンノウ」の意味・わかりやすい解説

コムギセンノウ(小麦仙翁)
コムギセンノウ
Lychnis coeli-rosa

ナデシコ科リクニス (センノウ) 属の一年草で,地中海沿岸に自生する。園芸的には旧属名のビスカリア Viscariaの名で呼ばれることが多い。葉は披針状線形で対生。細い茎の先に直径 2.5cmほどの杯状の5弁花をつける。草丈は 30~45cm。原種の花色は桃紅色であるが,青紫色や白花品種もある。花壇鉢植えにするほか,切り花としても利用される。秋に種子をまく。日当りのよい場所を好み,じょうぶで育てやすい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む