最新 地学事典 「コムストック鉱床」の解説
コムストックこうしょう
コムストック鉱床
Comstock Lode
米国ネバダ州の南西にある金銀鉱床。地質は中生界の変堆積岩・火山岩とこれを覆う中新統Alta層(20~15Ma)・Kate Peak層(16~12Ma)の珪長質火山岩類・Alta層に貫入した花崗閃緑岩(17Ma)など。鉱床は両層のつくる成層火山体内の熱水通路に生成した浅熱水性鉱脈型(13.7Ma)。走向N20゜Eに7km以上連続,傾斜30~40゜E, 傾斜延長1.2km, 最大幅90m。鉱石鉱物は閃亜鉛鉱・方鉛鉱・黄銅鉱・針銀鉱・エレクトラム,脈石は石英・方解石・セリサイト・アルカリ長石(カリ長石)。母岩のプロピライト化が著しく,沸石変質・明ばん石変質を伴う。propylitizationの語はR.v.Richthofen(1866)が本鉱床で初使用。ボナンザは鉱脈南半部の600m以浅に集中。1856年砂金発見,59年lode発見,1957年閉山までの総産出量Au312t, Ag7,260t。平均品位Au14ɡ/t, Ag340ɡ/t。
執筆者:矢島 淳吉
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

