矢島(読み)やしま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

矢島
やしま

秋田県南西部,由利本荘市南西部の旧町域。子吉川の中流域に広がり,南端部は山形県に接し,鳥海山 (2236m) の北東麓を占める。 1889年町制。 2005年本荘市,岩城町,由利町,東由利町,西目町,鳥海町,大内町と合体して由利本荘市となった。寛永 17 (1640) 年讃岐の高松から生駒氏が移封され,1万石の城下町として発展。広大な山林をもち,林業が盛んである。清酒も製造される。第2次世界大戦後鳥海山麓の開発が進められ,乳牛の放牧が行なわれる。南部は鳥海国定公園に属する。羽後本荘駅と結ぶ由利高原鉄道鳥海山ろく線の終点。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

矢島
やしま

秋田県南西部、由利(ゆり)郡にあった旧町名(矢島町(まち))。現在は由利本荘(ほんじょう)市矢島町で、市の南部を占める。子吉(こよし)川の上流にある。旧矢島町は、1889年(明治22)町制施行。2005年(平成17)本荘市および岩城(いわき)、由利、西目(にしめ)、鳥海(ちょうかい)、東由利、大内(おおうち)の6町と合併、由利本荘市となった。由利高原鉄道、国道108号が通じる。1640年(寛永17)以降、高松藩(香川県)から移封した生駒(いこま)氏矢島藩1万石の城下町として明治に至った。稲作中心の農業のほか、酪農、藩政期からの地場産業である酒造業が行われる。また町域の80%を占める山林原野を背景として、林業、製材業も盛ん。南部は鳥海国定公園域で、鳥海山への登山道がある。登山道二合目にある花立(はなだて)牧場公園一帯の観光開発が進んでいる。江戸中期の建築で、県最古級の民家土田家住宅は国指定重要文化財。坂ノ下番楽(ばんがく)は県指定無形民俗文化財。[宮崎禮次郎]
『『矢島の歴史』(1969・矢島町) ▽『矢島町史』2巻(1979、1983・矢島町)』

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