日本大百科全書(ニッポニカ) 「コリント湾」の意味・わかりやすい解説 コリント湾こりんとわんKorinthiakós Kólpos ギリシア南部、ギリシア本土とペロポネソス半島との間に挟まれた湾。旧称レパントLepanto湾、英語名Gulf of Corinth。イオニア海から、パトラ湾を経て、東に深く湾入する。東西長127キロメートル。コリント運河により、イオニア海とエーゲ海に通じるテルマイコス湾(サロニカ湾)とが結ばれる。古来、東西交通の要衝として重要な役割を果たした。西端のナウパクトス(中世のレパント)西方海上でスペイン艦隊がオスマン・トルコ艦隊を破った「レパントの海戦」(1571)は、地中海史上有名である。[真下とも子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例