コリント遺跡(読み)コリントイセキ

デジタル大辞泉 「コリント遺跡」の意味・読み・例文・類語

コリント‐いせき〔‐ヰセキ〕【コリント遺跡】

Palaia KorinthosΠαλαιά Κόρινθος》ギリシャ南部の都市コリントにある都市遺跡。現在のコリントから内陸に約8キロメートル入った場所に位置する。紀元前8世紀頃にドリス人ポリス(都市国家)が成立。交通の要地であるコリント地峡を擁し、商工業都市として発展した。紀元前2世紀頃に衰退したが、古代ローマ時代に属州州都として再び繁栄ドリス式の列柱をもつアポロン神殿は紀元前6世紀頃のものとされ、同国に現存する神殿の中で最も古いものの一つ。音楽堂、ピレーネの泉、エウリクレスの大浴場をはじめ、古代ローマ時代に造られたものが多い。考古学博物館には紀元前8世紀から7世紀頃のコリント式陶器などの出土品が展示されている。コリントス遺跡コリンソス遺跡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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