コリント地峡(読み)こりんとちきょう(英語表記)Ithmos Korinthou

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コリント地峡」の意味・わかりやすい解説

コリント地峡
こりんとちきょう
Ithmos Korinthou

ギリシア南部、ギリシア本土とペロポネソス半島とを結ぶ地峡。英語名Isthmus of Corinth古代から交通の要衝で、紀元後67年にはローマ皇帝ネロも運河建設に着手している。1893年にコリント運河が完成し、コリント湾とテルマイコス湾(サロニカ湾)とが結ばれるようになった。南岸東部のイスミア近くに古代の聖地の跡が残る。西側に古来、交通と商業で栄えたコリント市がある。

[真下とも子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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