最新 地学事典 「コンコーディア図」の解説
コンコーディアず
コンコーディア図
concordia plot
U- Pb法による年代測定法においてG.W.Wetherill(1956)によって導入された手法。206Pb・207Pbの放射性起原の成分について,それぞれの親核種であるUとの比をとり,縦軸に206Pb/238U, 横軸に207Pb/235Uをプロットすると,U・Pbなどが二次的移動を起こしたりしている試料についても元の年代が推定可能。もしU・Pbに関して閉鎖系であったとすれば,238U-206Pb年代と235U-207Pb年代とは一致するはずであり,図上に年代をパラメーターとして原点(年代0)を通る曲線(年代一致曲線,concordia)が得られる。変成を受けた試料について得られる直線(年代不一致線,discordia)との交点の古いほうの年代が,試料の生成年代を与える。
執筆者:大隅 多加志
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

