交点(読み)コウテン

デジタル大辞泉 「交点」の意味・読み・例文・類語

こう‐てん〔カウ‐〕【交点】

数学で、二つの線の交わる点。また、線と面の交わる点。
天球上で、惑星彗星すいせいなどの軌道黄道と交わる点。天体が黄道を南から北へ通過する点を昇交点、北から南へ通過する点を降交点という。

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精選版 日本国語大辞典 「交点」の意味・読み・例文・類語

こう‐てんカウ‥【交点】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 数学で、線と線、または線と面とが交わる点。
    1. [初出の実例]「製図法説明〈略〉(6)は(14)の直角線と(WM)線との交点」(出典:世界の流行(1931)〈日本洋装協会〉)
  3. 天球上で、天体の軌道が見かけ上交わる点。ふつうは太陽行路(黄道)と月の行路(白道)の交わる二つの点をいう。
  4. 一般に、二つの物事が交わる点をいう。
    1. [初出の実例]「この戯曲は、歴史的主題と超歴史的主題との交点として、作り上げなければならない」(出典:恋の泉(1962)〈中村真一郎〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「交点」の意味・わかりやすい解説

交点
こうてん
node

惑星の軌道が黄道を横切る天球上の点。南から北へ横切る点を昇交点,逆の場合を降交点という。この交点は常に一定ではなく,たとえば白道の交点は約 19年で黄道上を逆行1周する。日食月食は,月が交点の近くにきたときにのみ起る。

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百科事典マイペディア 「交点」の意味・わかりやすい解説

交点(天文)【こうてん】

天球上で惑星,小惑星,すい星等の軌道が黄道と交わる点。昇交点降交点がある。

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