コンプソグナサス(その他表記)Compsognathus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンプソグナサス」の意味・わかりやすい解説

コンプソグナサス
Compsognathus

ジュラ紀後期のヨーロッパに生息していた,爬虫類竜盤目獣脚亜目コンプソグナサス科に属する小型恐竜。コンプソグナタス,コンプソグナトゥスともいう。体長 60~90cmの,いまのネコほどの肉食動物。2本の強い後肢に支えられて,体は軽快でほっそりとしており,スピードを出すことができた。前肢は物を握るのに適している。手には鋭い爪のついた 3本の指があり,足にも爪のついた指が 4本あるが,大地に接していたのはそのうちの 3本である。この化石は始祖鳥と同じ地層から発見されている。1972年にフランスのニース近郊の石灰石採掘所で発見されたコンプソグナサス・コラレストリスは保存のよい標本で,鳥に似た恐竜である。これは岸から離れた礁にすみ,魚や爬虫類を食べていた。歩くことも走ることも,おそらく泳ぐことももぐることもできたらしい。中空の骨をもつなど鳥的性質をもつが,毛羽をもたない。爬虫類から鳥類への進化を示唆する一例とされている。

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