最新 地学事典 「コートランド複合岩体」の解説
コートランドふくごうがんたい
コートランド複合岩体
Cortlandt complex
New York市北方Stony PointのHudson川沿岸にある,かんらん岩・輝石岩・ノーライト・閃緑岩などからなる漏斗状岩体で,Manhattan schistをぬく。縞状構造が顕著なので,J.D.Dana(1880)は変成岩としてCortlandt Seriesと呼んだが,G.H.Williams(1886)が火成岩体と認めた。縞状構造の配列から三つの漏斗状岩体が東西に並ぶが,両側の二つは枝。岩体周縁部に角閃石のないオージャイトノーライトがあり,中心部がかんらん岩・輝石岩からなり,互いに漸移しかつノーライトとも漸移する。中央の主岩体では,ポイキリティックな角閃石(2.5cm×2.5cm)が発達し,組織が特異なので,この角閃石かんらん岩をG.H.Williamsはコートランダイトと呼んだ。ノーライトマグマの分化岩体と考えられている。参考文献:S.J.Shand(1942) Bull. Geol. Soc. Am., Vol.53
執筆者:端山 好和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

