普及版 字通 の解説
8画
[字訓] さからう・たがう・おかす
[その他]
[字形] 形声
声符は午(ご)。午は杵(きね)の形の呪器。これで邪悪を防ぎ、自ら守る意。そのような態度で、他に接することをいう。〔玉〕に「ふなり」、〔漢書、広川恵王越伝〕の〔顔師古注〕に「らふなり」、〔漢書、食貨志上〕の〔顔師古注〕に「ふなり」などの訓があり、〔小爾雅〕に「犯すなり」という。
[訓義]
1. さからう、たがう。
2. であう。
3. おかす、そむく。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 タガフ・ムカフ・オロカ・ヲカス・ヲハル 〔立〕 アフ・サカフ・ヲカス・ムカフ・タガフ
[語系]
・忤()ngaは同声。(逆)ngyak、(御)ngiaも同系の語で、さからい守る意がある。
[熟語]
意▶・視▶・辱▶・道▶・犯▶・目▶
[下接語]
乖・錯・相
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報