最新 地学事典 「ゴチアン」の解説
ゴチアン
Gothian
バルト楯状地スウェーデン南部(スベコフェン造山帯の南西側)の原生代中期の造山帯。晩期~後造山期にアナテクシスを受けたスベコフェン花崗岩に対応すると考えられるが,変成岩類(Goth-ides)の原岩に流紋岩~安山岩質火山岩があり,浅海堆積層(砂岩~泥岩)を伴う。17.5億~15億年前に形成されたものが,15億~14億年前(Hollandian造山ともいわれる)にグラニュライト相の変成・変形を受け,チャーノッカイト(14.2億年前)と苦鉄質岩に貫入される。西端はマイロナイト帯。南西スカンジナビアでも広域的に広がるかどうか,世界的な対比も不明な所が多い。
執筆者:端山 好和・山田 哲雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

