ごとつく(読み)ゴトツク

デジタル大辞泉 「ごとつく」の意味・読み・例文・類語

ごと‐つ・く

[動カ五(四)]ごとごとと音がする。ごとごとと動く。「砂利道を―・きながら荷車が行く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ごとつく」の意味・読み・例文・類語

ごと‐つ・く

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「つく」は接尾語 )
  2. ごとごとと音がする。がたつく。
    1. [初出の実例]「庖丁のおとをさせたり、忙がしげに台所をゴトツカせて居る」(出典:太郎坊(1900)〈幸田露伴〉)
  3. 混乱する。ごたつく。
    1. [初出の実例]「『昨夕博覧会へ御出に』と迄思ひ切った小野さんは、御出になりましたかにしやうか御出になったさうですねにしやうかの所で一寸ごとついた」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一二)

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