最新 地学事典 「ゴンドワナ系」の解説
ゴンドワナけい
ゴンドワナ系
Gondwana System
インドのガンジス川より南に広く発達する上部石炭?~下部白亜系。原生界のPurana層群を不整合に覆い,陸成の礫岩・砂岩・頁岩・炭層が発達し,下部には海成層を挟む。C.S.Fox(1934)は上・下に二分し,それぞれ3統に分けた。下からTalchir(氷成層・含炭頁岩層),Damuda(頁岩・炭層),Panchet, Mahadeva(上・下部の漸移層とも呼ばれ,爬虫類・両生類・肺魚類を産出),Rajmahal, Jabalpur統。ジュラ紀の中ごろ,Rajmahal統の下に層序間隙がある。シダ・トクサ類の多い下部に対し,上部ではソテツ類が栄えた(Rajmahal植物群)。最下部のTalchir氷成礫岩層・Damuda統を特徴づけるGlossopteris-Gangamopteris植物群(ゴンドワナ植物群)の発達などは,オーストラリアのKamilaroi系,南アフリカのKarroo系,南米のRioTuburo統とSanta Catharina系に共通する特性で,大陸移動説の重要な地質学的資料とされている。名称の由来は古代の王国Gond Kingdom。
執筆者:沖村 雄二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

