普及版 字通 「サイ・シ・かなえ」の読み・字形・画数・意味
16画
(異体字)
18画
[字訓] かなえ
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は才(さい)。〔説文〕七上に「鼎の圜(ゑん)にして上を掩へる」、すなわち口のすぼんだ円鼎とする。その器制は列国期に盛行し、器に「自ら(しさい)を作る」と銘するものがある。また〔段(だんき)〕に「王、畢(ひつ)(地名)に(あ)り。(蒸祭)す」のように、在の意に用いる。〔詩、周頌、糸衣〕に「鼎(だいてい)とと」とあって、礼器としての鼎の名を列している。〔説文〕七上にの重文としてをあげているが、は基(じき)(農具のすき)に用いる字である。
[訓義]
1. かなえ、口のすぼまった円鼎。また、小鼎。
2. 在と通じ、あり。
3. と通じ、すき。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報