精選版 日本国語大辞典 「さきら」の意味・読み・例文・類語 さき‐ら 〘 名詞 〙 ( 「ら」は接尾語 )① 才気の現われ。多く弁舌や書に現われた才気をいう。[初出の実例]「ただいまの世に、才もすぐれ、ゆたけきさきらを、いとど心していひつづけたる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)鈴虫)② くちびるの両端。くちさきら。[初出の実例]「彼の介良兼朝臣は、吻(サキラ)を開きて云く」(出典:将門記承徳三年点(1099)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例