さばれ(読み)サバレ

デジタル大辞泉 「さばれ」の意味・読み・例文・類語

さばれ

《「さはれ」とも》
[接]しかし。だが。
「吾は其悔の為にはかの憤を忘るべきか、―吾恋のむかしに復りて再び完かるを得るにあらず」〈紅葉金色夜叉
[感]
まあ、とにかく。
「―あけ給へ」〈落窪・一〉
どうともなれ。ままよ。
「―、このついでにも死なばや」〈柏木
[補説]語源は「さはあれ」からとも、「さもあれ」からとも。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「さばれ」の意味・読み・例文・類語

さばれ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「さまれ」の変化した語か ) =さわれ(然)〔改正増補和英語林集成(1886)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android