デジタル大辞泉 「然」の意味・読み・例文・類語
ぜん【然】[漢字項目]
[学習漢字]4年
〈ゼン〉
1 ほかでもなく、そうなっている。そのとおり。しかり。「自然・全然・当然・同然・必然・本然・未然」
2 他の語に付けて状態を表す語。「
〈ネン〉に同じ。「
[名のり]のり
[難読]
さ【▽然】
「これのみは余りに深く我心に彫りつけられたれば―はあらじと思えど」〈鴎外・舞姫〉
「おまへたちも、必ず―
[類語]さよう・そんな・そのような・そうした・そういう・そのように・そう・それほど・
( 1 )奈良時代には「しか」が主流で、「さ」は「さて」や「さても」のように複合した形でしかみえない。平安時代に入っても、和歌については「しか」が優勢で、物語などの散文で「さ」が発達してから和歌にも浸透し、一二世紀から一三世紀にかけて用例が激増した。それに対し、「しか」は漢文訓読文や和漢混交文に残るだけとなる。
( 2 )室町時代後期になると「さう」の例が見えはじめ、「さ」で表現すべきところを次第に「さう」で表現するようになる。
( 3 )現代では「そう」を用い、「さ」は「さよう」「さほど」などの複合語として残るのみで、単独では用いない。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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