サミュエルティン(読み)丁 肇中(その他表記)Samuel Chao Chung Ting

現代外国人名録2016 「サミュエルティン」の解説

サミュエル ティン
丁 肇中
Samuel Chao Chung Ting

職業・肩書
物理学者 マサチューセッツ工科大学教授

国籍
米国

生年月日
1936年1月27日

出生地
ミシガン州アナーバー

学歴
ミシガン大学〔1959年〕卒

学位
Ph.D.(ミシガン大学)〔1962年〕

資格
米国科学アカデミー会員〔1977年〕, ソ連科学アカデミー外国会員〔1989年〕

受賞
ノーベル物理学賞〔1976年〕,ミシガン大学名誉Sc.D.〔1978年〕,デ・ガスペリ金メダル〔1988年〕

経歴
中国人を両親に米国で生まれ、20歳まで中国で過ごす。ミシガン大学で学位を取得後、ジュネーブにある欧州合同原子核共同機関(CERN)研究員を経て、1964年コロンビア大学講師となり、’65〜67年同大助教授。その間、’66年にはハンブルクのドイツシンクロトロン(DESY)のグループリーダーとなり、量子電気力学の適用限界の実験を行った。’67年マサチューセッツ工科大学物理学準教授となり、’69年から同大教授。また’77年からトーマス・ダッドリー・カボット研究所教授も務める。’74年ブルックヘブン国立研究所の大加速器(AGS)で新粒子Jを発見、この粒子を独自に発見しプサイ(ψ)と名づけた(のちにJ/プサイと呼ばれる)B.リヒターとともに’76年にノーベル物理学賞を受賞した。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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