改訂新版 世界大百科事典 「サヤトノバ」の意味・わかりやすい解説 サヤト・ノバSayat-Nova生没年:1712-95 アルメニアの代表的詩人。本名アルチュン・サヤジャンArutyun Sayadyan。ティフリス(現,トビリシ)のアルメニア職人の子。吟誦詩人として名声を得,グルジアのイラクリ2世に招かれるが,貴族と衝突して追われ,1768年,修道生活に入る。ティフリスに侵入したペルシア軍により殺害された。愛を主題とし,愛する人への思慕の情をうたった詩が多く,後のアルメニア,グルジア,アゼルバイジャンの文学に大きな影響を与えた。執筆者:高橋 清治 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by