さらず

精選版 日本国語大辞典 「さらず」の意味・読み・例文・類語

さら‐・ず

連語〙 (動詞「さり(然有)」の未然形に、打消の助動詞「ず」の付いたもの) すでに存する事態を否定する表現。そうでない。そのようではない。
大鏡(12C前)三「そのみかどのいでおはしましたればこそ、この藤氏のとのばらいまにさかへおはしませ。さらさらましかば、このごろわづかにわれらも諸大夫ばかりになりいでて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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