精選版 日本国語大辞典 「さらりさらり」の意味・読み・例文・類語 さらり‐さらり 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )① 軽く触れあったりして、さらさらと音をたてるさまを表わす語。[初出の実例]「征矢(そや)一筋抜出して、さらりさらりと爪遣(つまやり)て」(出典:源平盛衰記(14C前)三四)「秦川に麦浪がさらりさらりと揺べきぞ」(出典:四河入海(17C前)二二)② 液体が連続してよどみなく流れるさまを表わす語。さらさら。[初出の実例]「ちにまじはりて此酒が、むないたをくだりにさらりさらりとながれけり」(出典:幸若・高たち(室町末‐近世初))③ とどこおりのないさまを表わす語。すらすら。[初出の実例]「田楽串を二度とつかはず、一度にてさらりさらりとすてける」(出典:浮世草子・子孫大黒柱(1709)六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例