田楽串(読み)でんがくぐし

精選版 日本国語大辞典 「田楽串」の意味・読み・例文・類語

でんがく‐ぐし【田楽串】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 田楽豆腐くし
    1. [初出の実例]「煮うりとなれる鵜づかひのはて 大井川田楽串を筏にて〈未学〉」(出典:俳諧・大坂独吟集(1675)下)
  3. ( 差している刀をくしに見たてて ) 武士をののしっていう語。
    1. [初出の実例]「人をばかにした初会やうらの客たアちがはア〈略〉見ればでんがくくしめらか」(出典:洒落本・通客一盃記言(1807))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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