さりながら

精選版 日本国語大辞典 「さりながら」の意味・読み・例文・類語

さり‐ながら

接続〙 すでに存する事態を肯定しつつも、その反対の事態を述べようとする表現。そうではあっても。ではあるが。しかし。
源氏(1001‐14頃)早蕨「わりなき御心ならひなめるかし。さりながらも、物に、心、得給ひて」
浄瑠璃曾根崎心中(1703)「隠すではなけれ共、いふても埒のあかぬ事。去ながら大かた先すみよったが」

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