さりながら

精選版 日本国語大辞典 「さりながら」の意味・読み・例文・類語

さり‐ながら

  1. 〘 接続詞 〙 すでに存する事態を肯定しつつも、その反対の事態を述べようとする表現。そうではあっても。ではあるが。しかし。
    1. [初出の実例]「わりなき御心ならひなめるかし。さりながらも、物に、心、得給ひて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)早蕨)
    2. 「隠すではなけれ共、いふても埒のあかぬ事。去ながら大かた先すみよったが」(出典:浄瑠璃・曾根崎心中(1703))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む