サルトロカンリ山(その他表記)Saltoro Kangri

改訂新版 世界大百科事典 「サルトロカンリ山」の意味・わかりやすい解説

サルトロ・カンリ[山]
Saltoro Kangri

カラコルム山地の中央やや東寄りを北西から南東に走るサルトロ山脈の主峰。標高7742m。この北西に,Ⅱ峰(7705m)がある。北東側はシアチェン氷河に注ぐピーク36氷河が,南西側はシェルピガン氷河が流れている。1911年アメリカ人ワークマン夫妻が接近,35年イギリス登山隊が登攀を試みた。62年7月24日京都大学学士山岳会遠征隊(隊長四手井綱彦)とパキスタン隊との合同隊が東面から初登頂した。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「サルトロカンリ山」の意味・わかりやすい解説

サルトロ・カンリ山
さるとろかんりさん
Saltoro Kangri

カシミール北西部、カラコルム山脈東端付近にある高峰。標高7742メートル。世界第2位の高峰K2が三角測量されたと同じときに測量され、古くはK10、それ以後はピーク36とよばれた。世界第2位の長さをもつシアチェン氷河(75キロメートル)とコンドウス川の分水界上にそびえる。1912年アメリカのワークマン夫妻がこの山の写真を持ち帰り、35年イギリスのウォラー隊、57年シプトン隊の試登に次いで、62年京都大学学士山岳会とパキスタンのカラコルム・クラブ合同隊によって初登頂された。

[金子史朗]

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