日本大百科全書(ニッポニカ) 「シアチェン氷河」の意味・わかりやすい解説 シアチェン氷河しあちぇんひょうがSiachen Glacier パキスタン領カラコルム山脈の大氷河。谷氷河としては世界で2番目に長く、全長約75キロメートル、面積約1150平方キロメートルに及ぶ。シアチェン山脈のシア・カンリ山(7422メートル)に発し、サルトロ・カンリ山(7742メートル)を主峰とするサルトロ山脈と、テラム・カンリ山(7462メートル)を主峰とするシアチェン山脈の間を南東に流れる。ビラフォンド峠では南西に流れるビラフォンド氷河とつながる。融水はシャイヨーク川を経てインダス川に注ぐ。[小野有五] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例