サンゲギャツォ(その他表記)Sangs rgyas rgya mtsho

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンゲギャツォ」の意味・わかりやすい解説

サンゲギャツォ
Sangs rgyas rgya mtsho

[生]1653
[没]1705
チベット,ダライ・ラマ5世晩年の摂政 (1679~1703) 。暦学,医薬学,史学などに通暁した天才的学者。ダライ・ラマ5世の遺志を継ぎ,青海のモンゴルを掌握してダライ・ラマ政権に奉仕させるためにガルダン (噶爾丹)をあやつり,清朝と対立した。その間ダライ・ラマ5世の死を秘し,6世を選んだが,6世の素行が悪く,窮して地位を長子に譲りながらも,失点を非難する顧実汗の曾孫ラサン・ハンと対立し,ハンからチベット王の地位を取上げようと試みたが,かえってクーデターにあって殺された。

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