大学事典 「サン・マルコス国立大学」の解説
サン・マルコス国立大学[ペルー]
サン・マルコスこくりつだいがく
ペルーの大学で,通称リマ大学(ペルー),サン・マルコス大学(ペルー)。ドミニック派の修道会とリマ市会の請願を通じて,1551年にスペインのカルロス5世の勅許によって創設された。ラテンアメリカ最古の歴史を持つ。1574年にサン・マルコス大学と命名されたが,当初の呼称リマ大学は1946年にサン・マルコス国立大学が正式名とされるまで用いられた。ペルー共和国の制憲議会が大学の礼拝堂で開催されたが,その議長は大学の学長トルビオ・ロドリゲス・デ・メンドーサで,議員の大多数が本大学卒業生であった。2013年現在,ファカルティ数(大学院レベルを含む)20となっている(植民地期には5)。2010年度の学生数は,学部レベル2万8645人,大学院レベル3447人,教員数2711人,その他の職職員数2786人。
著者: 米村明夫
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報