さ青(読み)サオ

デジタル大辞泉 「さ青」の意味・読み・例文・類語

さお〔さを〕【さ青】

[名・形動]《「さあお(さ青)」の音変化。「さ」は接頭語》青。まっさお。
人魂ひとだまの―なる君がただひとり逢へりし雨夜あまよのはひさし思ほゆ」〈・三八八九〉

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精選版 日本国語大辞典 「さ青」の意味・読み・例文・類語

さ‐お ‥を【さ青】

〘名〙 (形動) (「さ」は接頭語。「お」は「あお(青)」の変化した語) 青いこと。また、白さがまさってうす青く見えること。また、そのさま。
※催馬楽(7C後‐8C)青馬「青の馬放れば 取り繋げ 左乎(サヲ)の馬(ま)放れば 取り繋げ」
源氏(1001‐14頃)末摘花「色は雪はづかしく白うて、さおに、額つき、こよなうはれたるに」

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