ザンクト・ゴットハルト(読み)ザンクトゴットハルト

百科事典マイペディア 「ザンクト・ゴットハルト」の意味・わかりやすい解説

ザンクト・ゴットハルト[峠]【ザンクトゴットハルト】

フランス名はサン・ゴタールSaint Gothard峠。スイスアルプスのザンクト・ゴットハルト山塊を越える峠。標高2108m。アルプス越え最短距離の道が通じ,中世以来イタリアとスイス,ドイツを結ぶ重要路。1882年延長約15kmのトンネルを通る鉄道開通。1980年には道路トンネル(16.284km)が開通。ザンクト・ゴットハルトの名は,峠上の11世紀ドイツの司教聖ゴットハルトの名を冠した簡易宿泊所(14世紀)にちなむ。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android