しからしめる

精選版 日本国語大辞典 「しからしめる」の意味・読み・例文・類語

しから‐し・める

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]しからし・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 ( 「しかあらしむ」の変化したもの ) そのような結果に至らせる。そうさせる。
    1. [初出の実例]「国貞以忠事君、今其仇被殺、天之令然歟」(出典台記‐天養二年(1145)一二月一七日)
    2. 「衆生の報いしからしめければ、黒風海を吹きて、日月二輪を漂出す」(出典:神皇正統記(1339‐43)上)
    3. 「境遇が然らしめたのだらうが、好んで交際を絶ってゐたらしい」(出典:我等の一団と彼(1912)〈石川啄木〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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