しけこむ

精選版 日本国語大辞典 「しけこむ」の意味・読み・例文・類語

しけ‐こ・む

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. こっそりはいり込む。遊郭料理屋などにはいり込む。また、男女がいっしょに泊る。
    1. [初出の実例]「耳の穴にしけ込蝉の時雨哉〈友仁〉」(出典:俳諧・伊勢踊(1668)三)
    2. 「帰途(かへり)に待合へしけ込むなんぞは」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵投機)
  3. 金がないために家でじっとしている。
    1. [初出の実例]「車を買ってマイホームにしけこむ野郎と、おめェのように出世を諦めねェ野郎」(出典:日本人のへそ(1969)〈井上ひさし〉一幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android