しぞ

精選版 日本国語大辞典 「しぞ」の意味・読み・例文・類語

し‐ぞ

(副助詞「し」と係助詞「ぞ」とが重なったもの) 強調の意を表わす。和歌に用いられる。
万葉(8C後)八・一四七三「橘の花散る里のほととぎす片恋ひしつつ鳴く日四曾(シソ)多き」
源氏(1001‐14頃)澪標ひとりしてなづるは袖の程なきにおほふばかりの蔭をしぞ待つ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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