しで打つ(読み)シデウツ

デジタル大辞泉 「しで打つ」の意味・読み・例文・類語

しで‐う・つ【しで打つ】

[動タ四]きぬたを盛んに打つの意という。
「鹿驚かすてふ引板ひたの声、衣―・つ槌の音」〈梁塵秘抄・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「しで打つ」の意味・読み・例文・類語

しで‐う・つ【しで打】

  1. 〘 他動詞 タ行四段活用 〙(きぬた)を絶えず打つ。→衣(ころも)しで打つ。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「千声万声の、砧に声のしで打つは、ただ山姥が業なれや」(出典:謡曲・山姥(1430頃))

しで打つの補助注記

「しで」は、砧の音とも繁(しげ)しの意ともいう。また、「四手打」で、向かい合って砧をたえず打つ意ともいう。

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