普及版 字通 「シ・とどまる」の読み・字形・画数・意味
5画
[字訓] とどまる
[説文解字]
[字形] 象形
標識として木を樹(た)て、これを左右より支えている形。榜示の類をいう。〔説文〕に字を(はい)部六下に属し、「止まるなり。にして、一もて之れを止むるに從ふ」と、木の生長を止める意とするが、字は朿(し)と同形で声義同じ。市(し)もまたに従う字である。は草木(へいはい)の象で、とは別系の字。
[訓義]
1. しるしのき、標木、榜示。
2. とどまる、とまる。
[声系]
〔説文〕に声として・(柿)・(姉)など十一字を収める。は牀桟で、の声義を承ける字である。
[語系]
・tzhieiは同声。簀tzhekは声義が近い。〔説文〕に簀を牀桟、を牀簀とする。は竹をならべたものをいう。責にも績のようにその義がある。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報