ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シプリペディウム」の意味・わかりやすい解説 シプリペディウムCypripedium; lady's slipper ラン科の地上生の多年草の1属で,日本ではアツモリソウ,クマガイソウに代表される。北半球温帯に分布する。自生種とともに多数の園芸品種がつくられ盛んに栽培されている。花の唇弁が大きく袋状になり,またラン科の他の属と違って,おしべが2本あって (他属では1本のみ) ずい柱をつくっている。園芸界では広い意味でシプリペディウムの名で呼びならされているが,植物分類学では現在,パフィオペディルム Paphiopedilumなど4つの属に分けるのが普通である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by