普及版 字通 「シャ・うてな」の読み・字形・画数・意味
14画
[字訓] うてな
[説文解字]
[字形] 形声
声符は射(しや)。〔説文新附〕六上に「臺に屋るなり」とあり、〔書、泰誓上〕に「宮室臺」の語がある。もと射儀の行われたところであるらしく、金文にみえる射廬(しやろ)もその種のもので、堂室を設けない建物であろう。〔漢書、五行志上〕に「は樂をする以(ゆゑん)なり」とするのは、射儀に用いる楽器を、その台に蔵したのであろう。
[訓義]
1. うてな、台上に屋のあるもの。
2. 内宮のない建物、射や演武に用いた。
3. 楽器や道具を蔵めるところ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ウテナ・ヤネフ 〔立〕 カネヒ
[下接語]
園・旧・曲・広・荒・香・高・水・宣・層・台・池・竹・亭・庭・舞・林・楼
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報