現代外国人名録2016 「シャン・サ」の解説
シャン・サ
山 颯
Shan Sa
- 職業・肩書
- 作家,詩人,アーティスト
- 生年月日
- 1972年
- 出生地
- 中国・北京
- 受賞
- ゴンクール賞(最優秀新人賞)〔1997年〕「Porte de la Paix céleste」,カゼス・リップ賞〔1999年〕「Les Quatre Vies du saule」,高校生が選ぶゴンクール賞(2003年度)「碁を打つ女」
- 経歴
- 文化大革命の最中、北京の知識階級に生まれる。政治家だった祖父は紅衛兵の拷問を受け虐殺され、大学教授の両親も監視下に置かれた。8歳で初めて書いた詩が中国の新聞に掲載され、10歳で処女詩集を出版。12歳で詩の全中国大会で1位を受賞。15歳で子供のための詩の協会のメンバーとなる。天安門事件後の1990年、17歳で渡仏。画家バルテュスのもとで2年間働き、親交を結ぶ。「Porte de la Paix céleste」で’97年のゴンクール賞最優秀新人賞を受賞。続く「Les Quatre Vies du saule」で’99年カゼス・リップ賞を受賞。2001年に発表した「碁を打つ女」は“高校生が選ぶゴンクール賞”を受賞し、世界28ケ国で翻訳されミリオンセラーに。2003年「女帝わが名は則天武后」がフランスでベストセラーとなる。他の小説に「美しき傷」など。書や絵などアーティストとしても高く評価され、パリ、ニューヨークで数々の個展を開催。書画集に「LE MIROIR DU CALLIGRAPHE」がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報