しゃ面(読み)シャツラ

デジタル大辞泉 「しゃ面」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐つら【しゃ面】

《「しゃ」は接頭語》「しゃっつら」に同じ。
「物きながら―をむづむづと踏まれける」〈平家・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しゃ面」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐つら【しゃ面】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゃ」は接頭語 ) 相手をののしって、その顔をいう語。しゃっつら。
    1. [初出の実例]「縁のきはに引よせさせ、物はきながらしゃつらをむずむずとぞふまれける」(出典:平家物語(13C前)二)

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