しゃっ面(読み)シャッツラ

デジタル大辞泉 「しゃっ面」の意味・読み・例文・類語

しゃっ‐つら【しゃっ面】

《「しゃっ」は接頭語他人をののしって、その顔をいう語。しゃつら。
悪々敷にくにくしい叔母の―」〈二葉亭浮雲

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精選版 日本国語大辞典 「しゃっ面」の意味・読み・例文・類語

しゃっ‐つら【しゃっ面】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゃっ」は接頭語 ) 相手をののしって、その顔をいう語。しゃつら。
    1. [初出の実例]「りうたつと云づくにうがはやり出〈略〉雨の祈をしたるしゃっつら」(出典:俳諧・やつこはいかい(1667))
    2. 「不図又叔母の悪々(にくにく)しい者面(シャッツラ)を憶出して、又憤然(やっき)となり」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)

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