しゃ首(読み)シャクビ

デジタル大辞泉 「しゃ首」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐くび【しゃ首】

首をののしっていう語。そくび。
「―切りて、犬にかひてん」〈宇治拾遺・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しゃ首」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐くび【しゃ首】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゃ」は接頭語 ) 首をののしっていう語。
    1. [初出の実例]「敵にて仕たりける事也けりと思給て、しゃ頸取らむと思給て候ふ也」(出典:今昔物語集(1120頃か)二三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android