普及版 字通 「シュウ・あまねし」の読み・字形・画数・意味
8画
[字訓] あまねし
[説文解字]
[字形] 会意
勹(ほう)+舟。勹にめぐるものの意がある。〔説文〕九上に「(さふへん)なり」とあり、あまねくめぐることをいう。(周)と声義の同じ字であるが、文献に用例がみえない。字形は人が舟(盤)を抱く形。と通じて用いる。は方形の干(たて)に、雕文を一面に施す意で、の意をも含む字である。
[訓義]
1. あまねし、ゆきわたる。
2. 周と通じ、のち多く周の字を用いる。
[語系]
・tjiuは同声。の古注に「(さふ)なり」「なり」のように訓するものが多く、はの一体かともみられるが、は盤、は雕盾の象に従うもので、字形の由来するところは同じではない。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報