普及版 字通 の解説
19画
[字訓] あおぐろ・たちまち
[説文解字]
[字形] 形声
声符は攸(ゆう)。攸に(しゆく)の声がある。〔説文〕十上に「のにして、白色を發するものなり」(段注本)とするが、その用義例がない。と同じく、忽の意に用いる。〔荘子、応帝王〕に、南海の帝と、北海の帝忽とを、中央の神渾沌(こんとん)に対比する寓話がある。
[訓義]
1. あおぐろのいろ。
2. と通じ、たちまち。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 タチマチ・シバシ・アカラサマ・スミヤカニ・シバラク・トシ 〔字鏡集〕 トモガラ・アカラサマ
[声系]
〔説文〕の虎部五上に声の字があり、「虎なり」という。に黒の義があったのであろう。
[語系]
・sjiukは同声。同義に用いる。
[熟語]
▶・▶・夐▶・忽▶・爍▶・▶・然▶・▶
[下接語]
閃
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報