普及版 字通 の解説
15画
[字訓] つつしむ・おどろく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は叔(しゆく)。〔説文〕二下に「行くこと易なるなり」とするが、声義は縮・蹴・蹙(しゆく)に近く、とは恐懼して進みがたいことをいう。〔詩、小雅、小弁(しようはん)〕「(てきてき)たる」の〔伝〕に「は易なり」とあるのは、声義の異なる用法である。
[訓義]
1. つつしむ、つつしむさま。
2. おどろく、おどろくさま。
3. は、平らかなさま。
4. 縮・蹴・蹙と通じ、せばまり、すすまない。
[古辞書の訓]
〔字鏡〕 アツマル・ヒタ・カカヤク/ 畏なり、恭なるを謂ふなり 〔字鏡集〕 ユク
[語系]
・蹴・蹙tziukは同声。縮shiukも声近く、みな恐懼するときのさまをいう。
[熟語]
爾▶・▶・▶・蹐▶・躅▶・迫▶・眉▶・▶
[下接語]
窮・駆・・
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報