シュワイガー(読み)しゅわいがー(その他表記)Johann Salomo Christoph Schweiger

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュワイガー」の意味・わかりやすい解説

シュワイガー
しゅわいがー
Johann Salomo Christoph Schweiger
(1779―1857)

ドイツの物理学者。父はエルランゲン大学教授。同大学で古典数学、物理学を学び、1800年博士号を取得。1803年バイロイト・ギムナジウム数学物理学教授に就任以来、ニュルンベルク総合工業学校、エルランゲン大学を経て1819年よりハレ大学教授。電気、磁気の研究を行い、1820年初めて検流計「倍率器」を発明した。1811年ゲーレンAdolf Ferdinand Gehlen(1775―1815)の後を受け『化学・物理学雑誌』を編集(のち『化学・物理学年報』と改題)、W・ウェーバーやG・フェヒナーらの当時の優れた論文を同誌に掲載し、科学研究に重要な役割を果たした。

[木本忠昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android