しょにん(読み)ショニン

デジタル大辞泉 「しょにん」の意味・読み・例文・類語

しょ‐にん

[名・形動]《近世江戸語》意地の悪いこと。薄情なこと。また、そのさま。
「おためごかしな―な奴はおつき合はねえ」〈洒・仲街艶談〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しょにん」の意味・読み・例文・類語

しょ‐にん

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) わがままなこと。勝手気ままなこと。また、意地の悪いこと。不人情なこと。薄情なこと。また、そのさま。〔洒落本南閨雑話(1773)〕
    1. [初出の実例]「おめへといふものはしょにんな者だの。さうしなせへ。随分つき合をしらねへが能(いい)のさ」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)二)

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