シンチヤンウイグル自治区問題(読み)シンチヤンウイグルじちくもんだい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

シンチヤンウイグル自治区問題
シンチヤンウイグルじちくもんだい

中国西北部の自治区であるシンチヤン (新疆) ウイグル自治区をめぐる民族自立問題。もとは新疆省であったが,民族自治の原則にのっとって,1955年にウイグル族の自治区となった。ウイグル族が住民の 60%を占め,その他に漢族,カザフ,タジク,シボ,ウズベク,タタールなど 13民族が居住する。 18世紀なかば以降,清朝の支配下で何度かイスラム教徒の大規模な反乱が発生したが,すべて鎮圧され,現在でも共産党と漢族によるイスラム系少数民族の宗教活動への規制が強い不満を醸成している。そのため 90年以降カシュガル,ホータンなど数ヵ所でたびたび民族暴動が発生している。同自治区はロシアと国境を接しているため,ロシアの民族紛争やモンゴルの民主化の動きが大きな影響を与えた,と考えられる。

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