普及版 字通 「シン・ひつぎ」の読み・字形・画数・意味
20画
[字訓] ひつぎ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は親(しん)。親は新しい木で作った位を拝する形。〔説文〕六上に「棺なり」とあり、〔玉〕に「身に親(ちか)づくる棺なり」と説くが、殯宮に移すまで安置するところを、宮という。そこに神位を置くのである。
[訓義]
1. ひつぎ、
2. 木の名、あおぎり、むくげ。
3. 薪と通じ、たきぎ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヒツキ
[語系]
・親・tsienは同声。親は新しい神位を拝する形。神位を置くところを・宮といい、霊に入ることをという。
[熟語]
宮▶・殿▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報