シーチヤチョワン地区(読み)シーチヤチョワン(その他表記)Shijiazhuang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シーチヤチョワン地区」の意味・わかりやすい解説

シーチヤチョワン(石家荘)〔地区〕
シーチヤチョワン
Shijiazhuang

中国華北地方,ホーペイ (河北) 省西部の地区。西半はタイハン (太行) 山脈,東半はホワペイ (華北) 平原で,ツーヤー (子牙) 河の支流フートー河の上・中流域である。2市 11県から成る。平原と山麓の扇状地は小麦と綿花の大産地で,ほかにトウモロコシ,ナンキンマメなどを栽培。ウシ,ウマ,ブタ,ニワトリなどの飼育も多い。フートー河にカンナン (崗南) ダムがあるほか,灌漑水路も整っている。山地では果樹作が盛んで,クルミ,ナツメ,カキを産する。ピンシャン (平山) 県には石綿鉱山がある。各県に鉄鋼,農業機械,セメントなどの小型工場がある。山間の盆地にあるピンシャン県は戦国時代に中山国の国都とされた地で,王陵から多数の美術工芸品や金石文が発掘された。カオチョン (藁城) 市タイシー (台西) では 75年に商代の遺跡が発掘された。チンコワン (京広) 鉄道,シータイ (石太) 鉄道,シートー (石徳) 鉄道がシーチヤチョワン市に集中し,道路網も発達している。人口 513万 3981 (1990) 。

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