最新 地学事典 「ジェンニ石」の解説
ジェンニせき
ジェンニ石
jennite
化学組成Ca9Si6O18(OH)6・8H2Oの鉱物。三斜晶系。格子定数a1.0593nm, b0.7284, c1.0839, α99.67°, β97.65°, γ110.11°。単位格子中1分子含む。白色ガラスないし絹糸光沢。b軸方向にのびた長板状あるいはその集合をなす。硬度は原記載では未決定。原産地標本についての加藤昭の測定では3.5~4。劈開{001}に明瞭。比重2.31。光学的二軸性負,2V74°, 屈折率α1.552, β1.564, γ1.571。1966年米国California州Crestmoreのモンチチェリかんらん石-鉄スピネルスカルンおよびベスブ石-珪灰石スカルンを切る空隙中に発見され,Missouri大学付属地質博物館館長のC.M.Jenniにちなみ命名。原記載ではNaを含む理想化学組成式が提唱されたが,その後前記のように訂正された。
執筆者:加藤 昭
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

